「くびれがない」
それは肋骨のせいかもしれません。
普段意識することのない肋骨ですが、意識していない分、硬くなってしまったり、開きっぱなしになることがあります。
肋骨が硬くなるとくびれが作りにくくなり、見た目も悪くなるばかりか、体にも様々な不調を及ぼす原因となります。
ではどうやって肋骨を動かせばいいのか?
肋骨を締めてくびれを作る方法、ご紹介します。
肋骨をゆるめてくびれを手に入れる!
肋骨は、胸部の内臓を囲んでいる骨です。
左右12本ずつ、合計24本あり、”あばら骨”とも呼ばれます。
普段意識することはありませんが、私たちは呼吸をするときに、肋骨を使っています。
息を吸うと左右の肋骨の間が広がり、息を吐くと肋骨の間が狭くなるという動きを呼吸のたびに繰り返しているんです。
また腕を上げるときや、体をねじるときにも、肋骨を使っています。
さらに肋骨は見た目にも影響します。
肋骨が広がった状態で硬くなると、肋骨が開いた分横幅が大きくなり、くびれのない寸胴体型に見えてしまうんです!
上半身にメリハリがない=太って見える原因に。
肋骨を締めると痩せやすい体になり、キュッとしまったくびれを手に入れることができます。
また姿勢も良くなるため、見た目も美しくなるんです。
肋骨が硬くなる理由
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姿勢を正してぽっこりお腹を解消!
くびれがない”ぽっこりお腹”
その原因は「反り腰」かもしれません。
反り腰とは頭から足の爪先までのラインで、腰が必要以上に後ろに反っている状態のこと。
腰が反ると胸が前に突き出る姿勢となり、必然的に肋骨も前に突き出て広がってしまいます。
肋骨が広がると内臓の位置が下にさがるため、ぽっこりお腹になってしまうんです。
まずは正しい姿勢を身につけて、広がりっぱなしの肋骨を締めて寸胴を解消しましょう。
正しい立ち方
- 頭から上に引っ張られる気持ちで、背筋を伸ばしてまっすぐ立つ
- 軽くあごを引く
- 肩の力を抜く
- お腹を上に引き上げるように力を入れる
- お尻を引き締める
肋骨と骨盤の間を開けるイメージで姿勢を正すと、自然と内臓が定位置に戻ります。
また下の方の肋骨をギュッと締めるように意識することで、くびれを作りやすくなります。
姿勢が良くなるとインナーマッスルも鍛えられるので、代謝が良くなり痩せやすい体にもなりますよ。
呼吸で肋骨を締める
まずは呼吸で肋骨の硬さや歪みをチェック
まず、鏡を見ながらゆっくり呼吸してみてください。
鼻から息を吸ったときに肩が上がるようなら、肋骨と肋間筋や横隔膜がうまく使えていない可能性があります。
息を吸ったときに肋骨が前後左右に広がり、息を吐いたときに中央でしっかり閉じることができていれば、深い呼吸ができている証拠です。
呼吸時に肋骨がうまく使えていないなら、肋骨を使う呼吸法を取り入れてみましょう。
呼吸で肋骨を閉じたり開いたりすることで、ウエストを引き締めることができます。
肋骨を締める呼吸法
ステップ1
- 肋骨に両手を添えながら、仰向けに寝転びます。
- ゆっくりと口から息を吐きます。体の中の空気をすべて外に出すつもりで、肋骨が閉まるのを意識して。
- 肋骨が広がるイメージで、鼻から深く息を吸います。
立って呼吸するよりも、寝た方が腹部のふくらみが分かりやすいため、肋骨の動きが分かりやすく意識しやすくなります。
まずは仰向けになって肋骨の動きや呼吸のコツをつかみましょう。
ステップ2
- 両手を脇腹の肋骨の下に添えます
- おなかに軽く力を入れてへこませる
- 10秒ほどかけて鼻から息をゆっくり吸い込みます。このとき、肋骨が左右前後にしっかり広がるのを感じましょう
- 口から息をゆっくりと10秒かけて吐きます。肋骨が体の中心に向かって閉まっていくのを意識しながら、ゆっくり息を吐ききってください。
- これを3~5回繰り返す
ポイントは息を最後まで吐き切ること。
ゆっくりとした呼吸で肋骨を締めるイメージを意識することで、くびれをつくる腹斜筋を刺激することができます。
慣れると手を添えなくても、肋骨の動きを感じることができるので、通勤通学中の電車の中や座ったままでも行うことができる呼吸法です。
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ステップ3
ステップ3は、タオルを使った肋骨呼吸法です。
- タオルを縦に細長く折り、みぞおちの高さ、肋骨の下部に巻きます。
- 肋骨を意識しやすくするために、タオルを胸の前でクロスさせ、両端をつかんでしぼります。
- 背すじを伸ばして姿勢を正し、クロスしたタオルをしぼったまま、息をゆっくり吐き出します。このとき、肋骨が閉じるのをタオルでサポートするイメージで行うのがポイントです。
- 息を吸うと同時に、タオルをゆるめていきます。
- この呼吸を5回繰り返しましょう。
タオルを使うことで、肋骨の動きをよりイメージしやすくなります。
肋骨を締めるストレッチ
くびれのない寸胴体型は、肋骨が外側に広がりすぎている可能性があります。
広がりすぎた肋骨をもとの位置に戻すストレッチ法がこちら。
ステップ1
- バスタオルを縦にくるくると筒状に丸める。
- ひもや輪ゴムでしばり、形が崩れないようにしましょう。
- 体に対して直角になるように、床にタオルを置く。
- タオルがへその裏にくるように、仰向けに寝転びます。
- 5分ほどその状態をキープ。
ステップ2
ステップ2は、バスタオルもしくは使わなくなったタイツやストッキングをご用意ください。
- 肋骨下部にタオル(もしくはタイツ・ストッキング)を巻き、両手で交差するように持ちます。
- 口から息を吐きながら、骨盤を後ろに倒し、背骨を丸めてへそを見る。
- 胸に空気をたっぷり入れるイメージで鼻から息を吸いながら、徐々に上体を起こし、胸の真ん中を天井に向けるように少し身体をそらします。
- これを5回ほど繰り返します。
呼吸法やエクササイズをすると一時的に肋骨は締まりますが、普段通りの生活が続くとまた開いてしまいます。
くびれをキープするには、継続することが大切です。
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手っ取り早くくびれを手に入れるならコルセットも!
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女性らしいメリハリボディを目指そう
くびれは女性らしい曲線の象徴です。
しかしキュッとしまったくびれを手に入れるのは、簡単な事ではありません。
「なかなかくびれができない・・・」
それは、肋骨が硬くなっているからかもしれません。
肋骨を動かすために姿勢を正しくする、呼吸法、ストレッチを毎日取り入れていきましょう。
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