「ダイエットの効果がなかなかでない!」
それはは、もしかして体が冷えているからかもしれません。
体を温める「温活」はダイエットだけでなく、健康美容にも嬉しい効果がたくさん。
では温活するとなぜ痩せることができるのでしょうか。
ダイエットに効果的な温活方法とあわせてご紹介します。
なぜ温活で痩せるの?
温活とは、暖房器具などに頼らず、体を内側から温める活動のことです。
体が冷えて体温が下がると血流が悪くなり、体中に充分な酸素や栄養を運ぶことができません。
酸素、栄養が不足すると代謝が落ち、冷え性やむくみ、肩こりなど、さまざまな不調を引き起こします。
体を温めると、臓器の活動量が増え、より多くのエネルギーを消費するようになります。
温活ダイエットは、体の本来の機能を目覚めさせ、痩せやすい体を作ることができるダイエット法です。
老廃物を排出して代謝アップ!ダイエットにも効果的なデトックス方法 - TOMAMI'sダイエット
体温が1℃上がると、基礎代謝が約12~13%アップする
50年前の成人の平均体温は約36.8℃だったそうです。
しかし現在では36.5℃以下の人がほとんど。
特に女性は体温が低く、平均体温が35℃台の人が多くいます。
女性の体は、子宮や卵巣などの臓器を外部からの衝撃や冷えから守るために、筋肉よりも脂肪を多く蓄える性質があります。
脂肪には保温効果がありますが、筋肉のように熱を発生させる働きはありません。
熱を作りにくいため体温が下がり、冷え症やむくみに悩む女性が多くいます。
今すぐできるむくみ解消法!あなたのダイエットが上手くいかないのはむくみが原因かも。 - TOMAMI'sダイエット
平熱が36.5度以上あれば問題はないですが、36.4℃以下、特に35度台の方は注意が必要です。
体温が1℃上がると、基礎代謝量が約12~13%アップするという研究結果があります。
逆に体温が1度下がると、免疫力が30%下がるといわれています。
基礎代謝とは、呼吸をしたり、意識していなくても心臓や内臓が動いていたりという、生命の維持活動に必要なエネルギーのこと。
一日のエネルギー使用量の約70%は、基礎代謝によるものです。
基礎代謝が上がると、寝ているときやじっとしているときでも、エネルギーの消費が大きくなります。
温活で基礎代謝を高めることで、効果的にダイエットすることができます。
ダイエットに効果的な温活法
食事
①温かいものを選ぼう
冷たい食事や飲み物、室温以下のものは、内臓の温度を下げるため温活には向いていません。
温活するなら、できるだけ温かいものを選びましょう。
ざるそばや冷やしうどん、冷やし中華よりは、温かいかけそばやうどん、ラーメンを。
野菜はサラダなどの生野菜ではなく、温野菜で。
お腹いっぱい食べて痩せる!ダイエットに【温野菜】がおすすめな理由 - TOMAMI'sダイエット
冷えた飲み物より、白湯や紅茶、緑茶のホットティーがいいでしょう。
胃腸を温めると血流がよくなり、消化機能の促進、自律神経の崩れを調整する効果があります。
ダイエット効果バツグン!酒粕甘酒を飲むタイミングは? - TOMAMI'sダイエット
②体を温める食材を食べよう
食材には体を温めるものと、体を冷やすものがあります。
冬が旬の食材、寒い地域が原産の食材、発酵食品は体を温める食べ物です。
一方、夏が旬の食材、温かい地域の食材、栄養素が少なく脂質が多い、食物繊維が少ない食品は体を冷やしてしまいます。
体を冷やさないために、体を温める食材を積極的に食べましょう。
体を温める食材
しょうが、にんにく、だいこん、白菜、かぶ、にんじん、ごぼう、たまねぎ、ねぎ、にら、じゃがいも、かぼちゃ、赤身が多い肉や魚、レンコン、りんご、さくらんぼ、あんず、唐辛子、味噌、納豆、キムチ、漬物など
ステーキをガマンしないで美味しくダイエットする方法 - TOMAMI'sダイエット
深キョンも10kg痩せた!キムチダイエットのすごい効果と注意点 - TOMAMI'sダイエット
体を冷やす食材
トマト、レタス、キャベツ、きゅうり、ナス、バナナ、オレンジ、りんご、スイカ、砂糖、小麦粉、化学調味料、食品添加物など
③暴飲暴食に注意
暴食すると内臓に血液が集中してしまい、筋肉や肝臓脳への血流が少なくなるため代謝が落ちてしまいます。
特に甘いものには、小麦や砂糖が多く使われているため、食べ過ぎは体を冷やす原因です。
おやつも食事も、食べすぎは要注意。
運動
筋肉を使う頻度が減ると筋肉量が減少し、基礎代謝が低下します。
基礎代謝が低下するとエネルギーの消費が少なくなり、太りやすく痩せにくい体に。
全身の血流を良くして筋肉量を増やし、基礎体温を上げるには運動が有効です。
うっすらと汗をかく程度の運動をすると、体温は1度上がるといわれています。
激しい運動でなくても、ウォーキングや家でできる筋トレ、スクワット、ストレッチなどでも効果的です。
特にスクワットは、足の大きな筋肉「大腿四頭筋」がポンプの役割をはたし、血流を促進させてくれます。
デスクワーク中でもダイエット!こっそりできる8つのダイエット法とエクササイズ - TOMAMI'sダイエット
入浴
温活するなら、シャワーより湯船につかりましょう。
湯船に浸かると
温熱効果:血流改善、筋肉がほぐれる、疲労回復、肩こりなどに効く
水圧効果:水圧で新陳代謝や血行が促進、むくみにも効果的
浮力効果:浮力で全身の筋肉が緩み、リラックスできる
この3つの効果で、新陳代謝が高まり体を芯から温めることができます。
42℃以上の熱めのお湯だと、神経を活発にさせる交感神経を刺激してしまいます。
37~40℃で副交感神経を優位にして、リラックスして入浴しましょう。
体の疲れを取るなら、肩までつかる全身浴がおすすめです。
全身浴をすると体全体に水圧がかかるので、全身の代謝を高め、むくみを改善する効果があります。
みぞおちの下からお湯に浸かる半身浴は、下半身の血流を良くするので脚のむくみに効果的です。
半身浴はみぞおちから下をお湯に浸けるので、心臓への負担が少なく、長時間お湯に浸かることができます。
時間をかけてしっかりと汗をかくと、体が芯から温まります。
半身浴は20~30分を目安に、入浴は寝る90分前までにすませると、眠りにつきやすくなります。
さらに湯船の中でのマッサージも冷え、むくみに効果的です。
足首・ふくらはぎ・太もも・お尻の順に、ほぐすようにマッサージしましょう。
間違ったむくみ対策していませんか?脚専用の【ルートローラー】が根本からむくみを解消!
ストレス
ストレスを感じると、アドレナリン・コルチゾールというホルモンが分泌され、ストレスに対抗しようとしますが、このホルモンには血管を収縮させ、血圧を上げる働きがあります。
血管が細くなると、血流が悪くなり酸素と栄養が身体のすみずみまでいきわたりません。
栄養・酸素が不足すると、代謝が低下し体温が低くなってしまいますよね。
体を冷やさないために、ストレスは上手に発散するようにしましょう!
ダイエット中のイライラの原因と8つの解消法 - TOMAMI'sダイエット
睡眠
私たちの体は寝るとき、脳や体をリラックスさせる副交感神経が優位になります。
副交感神経が優位になると、メラトニンというホルモンが分泌され、基礎代謝が下がり入眠しやすくなります。
起きると交感神経が優位になり、基礎代謝が上がり体温が上昇します。
基礎代謝が高まると、エネルギー効率がよくなるので、痩せやすい体になりますね。
しかし不規則な生活が続くと、交感神経と副交感神経の働きが乱れ、起きても基礎代謝がすぐに上がらなくなります。
エネルギーの消費が上手くいかないので、朝ご飯を食べてもエネルギーにならず脂肪として蓄積されやすくなります。
不規則な睡眠習慣の人が、太りやすいのはこのためです。
理想的な睡眠時間は個人によってさまざまですが、一般的には7~8時間といわれています。
質のよい睡眠のためには、毎日同じ時間に横になり、リラックスする習慣をつけると効果的です。
またゆったりした音楽を聞いたり、読書をするとリラックスしやすくなります。
一方、スマホゲームやネット、SNSに夢中になると交感神経が刺激されて神経が活発になるため、質のいい睡眠には逆効果。
温活にもダイエットにも、睡眠は深く関係しています。
睡眠時間の確保と質の改善で、効率的よく温活ダイエットしていきましょう。
ダイエット中に眠くなる4つの原因と眠気を解消する6つの方法 - TOMAMI'sダイエット
冷やしてはいけない体の部位
熱を作る「褐色脂肪細胞」が集まっている首の後ろ・脇の下・背中の下部分を冷やさないようにすることで、体の温度を保つことができます。
足先を圧迫すると、血管が収縮して血流が悪くなってしまいます。
つま先部分が細くて痛くなるような靴や、高いヒール、サイズの合っていない靴は冷えの原因に。
効率よく体温を上げたいなら、大きな筋肉がある太もも・お尻を温めるのも有効です。
そして、一番冷やしてはいけないのが「お腹」です。
お腹には、内臓や太い血管がたくさん集まっています。
お腹の冷えは、内臓機能の低下、腸内環境の悪化など体調不良を引き起こす原因です。
お腹を温めると、腎臓も温まり排尿が促され、体内の余分な水分が排出されるのでむくみ解消に効果的です。
冬だけでなく、夏もクーラーや冷たい食べ物でお腹は冷えてしまいがち。
夏用の腹巻を活用することで、夏のお腹冷えを防止することができます。
まとめ
体を内側から温める「温活」。
体を温めると酸素と栄養が体のすみずみまでいきわたり、代謝が活発になります。
体温が1℃上がると基礎代謝量が約12~13%アップし、脂肪燃焼促進、老廃物の排出を促すため、効率的にダイエットすることができます。
食事や運動、入浴、睡眠など、毎日の生活を少し意識することが、温活になります。
温活ダイエットは、体の本来の機能を目覚めさせ、痩せやすい体を作ることができるダイエット法です。
全く新しい糖質選択ダイエットをスマホで!あなた専属の栄養士が”痩せる食事”を提案します!